断面図を描いてみよう
 断面図を描くためには、断面図が描けるソフト「日本高密メッシュ標高セット」を購入(1260円で生涯利用可)しなければなりません。
 グーグルなどの検索エンジンで「日本高密メッシュ標高データ」と入力して検索しても良いですが、上の「 」をクリックしても開く様にリンクしてあります。そのページに入り、すぐ下に「ダウンロード」とありますのでクリック→「ダウンロードページへ」をクリック→このソフトを今すぐダウンロード」をクリックしてダウンロードしてください。
 3日間の無料お試し期間があり、その後、これを終身利用しようと思えば1260円かかりますが、このライセンスキー(必ず控えを取っておいてください)をとらなければなりません。これをとっておけば断面図やカシバードが使えます。向こうから送って来るメールに従って利用してください。
 <断面図の描き方>
 カシミールを立ち上げ、画面に出ている国土地理院の地図に、「日本高密メッシュ標高データ」を重ねなければなりません。それにはその画面の上のツールバーの「ツール」→「日本高密メッシュ標高データ」にマウスのポインタを合わせ→「他の地図への組み込み・解除」→真ん中の「地理院地図(新版)」の「組み込む」をクリック→「OK」をクリックすると組み込まれます。解除は同様にツールから入って「解除する」で「解除された地図が表示されます。(普通の登山用のツ図として使う時には、解除して保存・印刷した方がすっきりして使いやすいです。)
 使えるかどうかをチェックしてみましょう。地図上を右クリックして「断面図」を選択します。マウスの矢印を上下左右に適当にクリックしながら5~6カ所ポインタし、最後に右クリックします。「確定」をクリックすると断面図の画面が出ます。これで断面図が書けることが確認されました。

 では実際に利用してみましょう。「ルート図を作ってみよう」(最初の項)で描いたように右クリック→新規作成→登山道でルート図を作ります。そのルートの○か・にマウスの手形を当てて右クリック→「ルートの操作」(ここでは「断面図」ではありませんので要注意)の「グラフ表示」をクリックすると断面図が現れます。これをその画面の「ファイル」→「保存」で名前を付けて保存します。こうして保存したファイルを報告書に張り付けて利用してください。
 もちろん、高密メッシュを重ねない前に作った登山道に高密メッシュを後から重ねても、同様にして断面図が描けます。
   
高密メッシュ標高データを重ねたウオッちず(月山)と断面図
 私が今、カシミールで出来ることはここまでです。さらには描いた登山道をGPSへ移して使ったりしたいのですが、それはまだ出来ません。出来るようになれば、又報告します。

 「カシミール入門編」や「応用編」のマニュアル本がたくさん出ていますが、上に書いたくらいの事なら、お金をほとんど出さなくても(断面図を描く場合のみ生涯利用で1260円必要)出来ます。でも、もっと使いこなしたいと思われる方はマニュアル本を買ってみてください。2000円から3000円位です。それには地図やそれ以外のデータの入ったCDも付いているようです。それをパソコンにインストールすれば、私がここで書いたインストールに関わる諸々の事はしなくても済みます。
 さあ、これらを使って、会報の充実のために、これからは出来るだけ山行報告にルート図や断面図を入れていきませんか。パーティが歩いたルートや高低差がどのようだったかが良く分かり、読んでいてもルートのイメージができて楽しくなります。

3項に分けて書きました。文字ばかりで「読むのが大変」とお叱りを受けそうですが、出来るだけ分かりやすく書いたつもりです。是非、挑戦してみてください。

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