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《例会》西國三十三か所シリーズ⑰
第二十九番札所青葉山松尾寺と青葉山
第二十八番札所世屋山成相寺
山行日
参加者
2020年11月14日(土)・15日(日)
4名
コースタイム 1日目 京都駅新都ホテル前出発8:00~8:10京都南~名神・京都縦貫道9:30京丹波9:45~舞鶴・若狭道~舞鶴東~R27~青葉山ハーバルビレッジ駐車場10:35~11:20テレビ中継所休み~12:10馬の背~12:15東峰~鎖場~13:05西峰昼食休憩~14:50今寺神社~15:40駐車場~国道~成相寺引き返し~18:00宿舎(宿舎 橋立ベイホテル)
2日目 宿舎9:30~10:00智音寺~天橋立散策~11:00府中一宮~11:20リフト・バス~12:20成相寺散策13:10~13:20傘松公園~13:45府中~観光船~智音寺14:30~14:40天橋立ビュウランド15:30智恵の湯16:20~帰路~19:00京都
  今回の例会は、西国巡礼と青葉山山行と天橋立観光とカニ料理を組み合わせた企画である。GO TOキャンペーンで人出も多くなり、青葉山山行も紅葉を見に行く登山者がいっぱいでひっきりなしに登ってくる。中山方面の登山口から登り始め、テレビ中継所で一休み、馬の背を経て、金毘羅大権現の祠を確認し、東峰に到着をする。先客が休憩していたので一礼しながら鎖場に差し掛かる。はしごやロープなどで整備されている。夫婦連れの登山者に出会う。男性が先に行き、相方に早くのぼるように勧めるが、怖さで足がすくんでいるように見えた。服装も暑いから上着を腰に巻き付けていることを目にして、危険性があるのでアドバイスをしながら先を越した。
  鎖場や大師洞とよばれる岩室を経て、西峰で昼食休憩とした。内陸側は丹波・北山方面の山並みが連なり、大きな電力の鉄塔と電線が連なっている。高浜原発の現場だ。山陰に隠れて発電所は見えないが、電線と鉄塔が原発の在処を証している。北の方面は、日本海・若狭湾が広く見える。山と海が見える独特な景観の山である。青葉山も信仰登山の地で、弥山みせん、青羽山、鋏山はさみやまとも呼ばれ、別名福井方面からは「若狭富士」舞鶴方面からは「丹後富士」とも呼ばれ、女人禁制の山であったと聞く。明治以後、陸軍の要塞地帯で「陸」と示す道標を確認した。土地の変容はされず、原生林が残されている。
  西峰で記念撮影した後、松尾寺に向けて下山したが、倒木に阻まれ、今寺方面に下山した。林道に出ると地元の方から声をかけられ、車を運転しながら我々と地元の話を聞くことになった。ニュースにもあったように高浜町の助役が関西電力に食い込んで、原発マネーが町を潤した話をとうとうと聞かされた。原発で町は潤った話だ。そういえば、小さな町には珍しく大きな公園が設置され、町経由で松尾寺まで大型バスが通れるほどの道路が整備され、西国巡礼のバスが通過するのを見た。いかに、この町が原発マネーに依拠した町となったかだ。小生が小学生のころ高浜方面で海水浴を楽しんだ記憶がある。長閑な時代であったことを記憶する。
  今寺の集落を経て、中山までアスファルトの道を約一時間歩いて、駐車場に到着。29番札所松尾寺に行き、参拝・御朱印を頂くのが本日の目的である。急いで、松尾寺まで急行。参拝道を経て、松尾寺に到着だ。次から次へと参拝を急ぐ車と出会う。駐車場を出て納経所で御朱印を頂き、本堂へ参拝。山門が修理中で防護用のシートが張られ、垣間に山門の基壇がのぞかれる。山寺であるが、勅使門があるように飛鳥時代から開山され、馬頭観音がまつられる由緒正しきお寺である。紅葉の中の境内を楽しみ、一路今晩の宿泊地である岩滝の橋立ベイホテルへ向かう。途中、JR東舞鶴駅でスタンップを押印。夕方遅くなり、宿泊地に到着。クアハウスで本日の山行の汗をぬぐい、フランス料理のカニ尽くしを堪能する。

 2日目、宿舎で朝食を終え、智恩寺駐車場に車を終日駐車して、天橋立を散策する。孫が天橋立で海水浴をした話を思い出す。一度は歩いてみたかった松林の風景も見事なものだ。いろいろ名前がついてある松林だが、黒松の見事なものには驚くものがあり一見の価値がある。芭蕉・与謝野鉄幹夫婦・西行など歴史上の人物の名前が出てくる。松林の黒松は龍が天に昇るように生えている。龍の子が成長し、昇龍・飛龍となって天に舞い上がる。小生が天橋立方面に幾度となく訪れてきたが、一番気になっているのが映画「男はつらいよ」第1作のラストシーンの天橋立での商売シーンである。正月囃子と抜けるような青空に幟が立ち、山の頂をロングシーンで終わるのだが、その山は青葉山かかなあと思っていたがどうも由良が岳のように見える。それはさておき、散策後、府中に到着。丹後一宮神社に参拝後、傘松公園行きのリフトに乗り、公園到着後、バスで成相寺まで乗車。数分間の乗車であるが、運転手から途中の景色や成相寺の案内をガイドしてくれる。
  成相寺到着。紅葉の境内は見事なものだ。五重塔・山門・鐘楼・本堂など山岳信仰で繁栄した寺だときく。寺宝・左甚五郎昨「真向まっこうの竜」が有名だ。1時間ほど散策し、28番札所成相寺の御朱印を頂き、再び、バスとリフトに乗って府中に出る。観光船に乗り、カモメとトンビの歓迎を受けて智恩寺に到着。本日の目的地、天橋立ビューランドへむかう。ビューランドは観光客でいっぱい。30分ほど待ってリフトで頂上に到着。頂上では遊園地が整備され、天橋立「飛龍観」の景色とレジャーランドが整備されており観光地となっている。目的の「飛龍観」の景色を撮影。終了後、30分ほど待ってリフトで下山。下山後、智恵の湯で汗を取り、急いで京都へ帰ることとなった。

青葉山から若狭湾

金毘羅大権現
 
東峰にて
 
休憩中
 
全景高野方面
 
松尾寺朱印
 
本堂への階段
 
本堂

熟女たち
 
証拠写真
 
ホテル前にて
 
散策中
 
見事な松林
 
一ノ宮神社
 
飛龍観
 
成相寺朱印
 
鐘楼
 
真向の竜
 
本堂
 
五重塔
   
  
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