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《承認山行》依遅ヶ尾山カニツアー
山行日 2018年11月24日(土)~25日(日) 両日ともに晴れ
 参加者 8名
 11/24  7:00丁度にH部号がJR二条駅西口に到着。A木号と4人ずつ分乗し、京都縦貫道を利用して橋立方面へと車を走らせる。途中、京丹波PAにてトイレ休憩をとり、一気に京丹後大宮ICまで到着。下道はナビ任せでハンドルを握るも、ナビはどうも国道176号へは導かず旧道を選択したようだ。ところどころ民家の軒先が迫るところもあるが信号も少なくおおむね広く走り易い。アッという間に弥栄町を抜け、間人への道を走っている。左手に今日の宿泊予定「喜久屋旅館」を見て、次の信号成願寺清水交差点を右折すると目の前に特徴ある依遅ヶ尾山が姿を現した。丹後矢畑の集落を抜けると間もなく登山口の駐車場に到着した。
 9:30、出発から2時間半で到着。
 コースタイム:9:45登山口出発 → 10:55 依遅ヶ尾山山頂(昼食) 11:50下山 → 12:55登山口
 登山口は車数台を止める駐車スペースがあったが止まっている車は無し、登山は私たちのみのよう、トイレは無し。登山の準備を始めると雨がパラパラとしてきたが、出発時には止み青空が見え始める。登山道は整備されており歩きやすかったが、雨上がりのためジュクジュクであった。しばらくはなだらかな登り、.途中にやや急斜面で細い道があり、枯葉が多く濡れているせいもあり滑りやすかった。
 1時間ほど行くと、海が見え始めちょっと休憩をする。大きな岩が見えたらすぐ頂上に到着、小さな祠とちょっとした広場があり、そこでお昼ご飯にする、
 日本海をバックにとても眺めの良いところで写真撮影、A木さんが入れてくれたコーヒーを飲みほっこり、風もそう強くなく、日差しが心地いい感じで過ごしやすかった。下りは滑らないよう、慎重に下山する。ヒヤリハットなし。
  下山後、来た道を宿へと向かうも先を行く服部号は鳥居の前を左折せず真っすぐに。まあ道はつながっていることだし、国道は目と鼻の先に見えているから大丈夫だろうと先に宿に到着。H部号も1分もせず無事到着。
 13時過ぎ、宿の女将からチェックインは15時からで部屋はまだ使用中にて案内出来ない旨伝えられる。仕方がないので先に温泉へ行くこととし、“あしぎぬ温泉”の無料券をいただいた。あしぎぬ温泉は宿から10分ほど弥栄町方面へ車を走らせたところにある。時間はたっぷりあるので、2時45分まで1時間余りのんびりと温泉を堪能することとなった。
 宿へ戻り、部屋へ案内されるが夕食までまだ時間がある。テレビで相撲中継などを見ながら時間をつぶす。今日は貴景勝の優勝は決まらず残念。
 今回のツアーのメインイベントである夕食のカニスキ鍋が始まった。例年のことながらたっぷりのカニコース。特に卵の付いた“せこガニ”を初めて食したが実に美味しい。カニ味噌もあまり好物ではない私だが見事にペロッと平らげた。締めの雑炊まで一気に食べ尽くし、あとは寝るだけである。
   11/25  今日は観光だけなのでゆっくりと朝食をいただく。朝からお風呂を楽しんだ方もいらっしゃった。いつものようにお土産に丹後の名物バラ寿司をいただいた。一泊三食付きとなる。
 先ずは朝食に出ていたイカの塩辛を求めて間人のスーパー「ニシガキ」へと向かう。陳列ケースからイカの塩辛が一瞬にして無くなった。中国人もびっくりの爆買いである。次に鯖のへしこを買いに「へしこ工房HISAMI」さんへ。なんと去年はなかった綺麗なお店が隣に真新しく建っている。儲かってますねえ~。
 買い物ツアーも一段落、ここから丹後半島巡りの本格的な観光へと入っていく。先ずは経ヶ岬を目指して国道178号を走る。海上自衛隊の通信基地前を通り過ぎ、米軍のレーダードーム入口だの、道沿いに猿がいただのと言っている間に経ヶ岬を通り過ぎてしまった。途中でUターンして引き返すことにしたが、服部さんの案内で“穴文”まで戻ることに。先ほど通過した海上自衛隊の基地のすぐ隣に「穴文殊堂」がひっそりとたたずんでいる。我々が賑やかにしていると自衛隊の広報車が偵察に駆けつけてきた。次に今度は注意して経ヶ岬の入り口に到着。奥の駐車場まで入ることにする。それほど混んではいなかったがそこそこ観光客はいる。海岸沿いに超望遠レンズを据え付けたカメラの三脚で並んでいる。一番手前の気の良さそうなオジサンに尋ねるとレンズの向いた方向に”隼“が巣を作っているとのことで写真を撮りに来ている人達らしい。オジサンは分厚いファイルを取り出して撮り貯めた写真を披露してくれた。中に舞鶴海上自衛隊護衛艦「はやぶさ」の写真も。目の前の海上を行き来するとのことだ。”今朝は天気が良かったので白山が見えた“と方角を指さすも、今はかすんで何も見えない。
 灯台までは少し登らなければならないが折角なので行ってみようと歩き出したが、野生の猿たちがぎゃあぎゃあと泣き叫ぶので宮郷さんは辞めておくとお留守番役に。15分ほど登った先に真っ白な灯台が現れた。思い思いに写真撮影をして、次なる目的地伊根を目指す。
 伊根は昨年も来たが下へ降りずに街並みを散策できていなかった。それともう一つ別の目的もあり、時間を取って舟屋見物へと出かけることにした。駐車場の片隅にそば処「なでしこ」があり、地元のおばさんたちが運営している。腹ごしらえに蕎麦をいただくことに。地元伊根の筒川でとれた蕎麦で手打ちしている。ざる蕎麦を注文するとそば饅頭が1個ついてきた。中の餡子にこれまた地元産薦池大納言を使っている。この大納言小豆がデカいこと、普通の北海道小豆の2倍はあろうか。駐車場から下へ降りると途中にこじゃれたレストランなどが出来、観光化が著しい。これも仕方のないところか。舟屋の中まで見学できるように設えてある。
 もう一つの目的である向井酒造まで皆で歩く。創業260年以上の歴史を誇り、テレビなどでもよく紹介されている女性杜氏(東京農大醸造科出身の長女娘さん)が作る日本酒である。店内で2種類ほど試飲させてもらう。残念ながらハンドルを持つ身、グビッとはいただけない、舌の先でちょこっと舐めるだけ。アッサリ系の「京の春」(720ml)を買い求めた。横ではガイドさんに案内されたフランス人の観光客も試飲していた。最近は海外でも日本酒が人気を呼んでいるそうな。
 これで一応私の目的は達成されたので意気揚々と駐車場へ引き上げた。駐車場では先ほど蕎麦をいただいた「なでしこ」で手土産にとそば饅頭をそれぞれに購入していた。
 帰路、京都縦貫道の京丹波PAにて休憩をとり、交通費等清算の上、JR二条駅へと無事に帰着した。
 ちなみに来年度も11月9日(土)を、今度は間違いなく予約してきた。ただし宿泊費がカニの値上がりで13,500円になるとのこと。山行は金剛童子山を予定している。来年のNHK大河ドラマは『明智光秀』、その娘細川ガラシャの幽閉地の碑があり、そこが登山口、例年にない賑わいを見せることだろう。恐らく道も整備されることと期待している。宜しければまた一緒に行きましょう。
 
穴文殊堂
 
舟屋群
 
白い灯台と青い空
  
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