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《例会》 横山岳(1231.7m)
 山行日
参加者
2017年5月2日(火)晴れ 
1名(単独)
 コースタイム
 参加者は無く一人山行となった。ナビと先週の三周ヶ岳往路の記憶を頼りに白谷登山口に無事に到着。さて、山シャクヤクは見られるかなぁ?
 白谷本流コースを 花々を愛でながら進む。のっけから一輪草やヤマブキが見事で私の今日の本命は違うのです、と言いながらやり過ごす。だけれども、あまりに花が一杯で、礼文島山行の時と同じで、カメラをしまったかと思ったら又・・・。まぁゆっくり行きましょう。沢沿いに進むので気持ちの良い事この上なし!お天句が良く暑いくらいですが雪渓からの風はひんやりとして自然の扇風機です。道ははっきりしていましたが、五銚子の滝を過ぎると急傾斜の岩場が増えてきた。本命の花は確認できず、でもなんて花の咲き揃い、小鳥のさえずりとせせらぎのハーモニーが私をウキウキワクワクさせている所なんでしょう!随分登って後ろの琵琶湖側も景色が広がって来たのに、高度は余り進んでいない。標識ががんばれ!と応援している。小鳥も 一歩一歩進めば頂上に向かっているとさえずる。カタクリまでもが応援してくれているが何度高度計とヤマップを確認したことか!あとちょっと!もう少し!岩場は嫌いではないし、感触も良いのですが、何せ登って登ってなので・・。やっと傾斜が緩やかになり安堵した。山頂で少ないながらもちょうどおられた方にシャッターをきってもらい、今日の料理は、チキンカレーです。湯を沸かしてご飯をふやかし、カレーを溶いて焼き鳥の缶詰を入れお茶とデザートのみかんを並べて 「いただきます!」 美味しかったぁ。行きの林道で同乗させたご夫婦と一緒になり少し会話した。
 その後は東谷尾根を目指して縦走し、急坂を下りて林道から白谷登山口の駐車場へ戻った。一人は良くもあり、寂しくもあり。誰に返事してもらうことなく、ついつい独り言ばかりの多い一日だったが、いつになく楽しかった。見かねたのか、鷹が縦走路で空からご一緒してくれたようだった。下りのブナ林は岩うちわが敷き詰められていた。これは赤坂山でも見かけるが、ごく普通の景色がいつもの通り見られるという事は、かけがえのないことだと思う。主人は最後の認定作業に入っている。人の好い主人である。1億円貰う!と言っていたのに・・誰かが「良かったねぇ」と言った。何が良かったの?元の体にしてくれるなら良かったと言えるのだろうか?
 命が助かったから、寝たきりにならずに済んだから良かった?当事者と家族はそんな生易しいお言葉には腹が立つ。確かに命は助かり、寝たきりにはならなかった。けれど仕事に戻るには腕が満足に動かず、補充されていて戻る居場所は無い。これからどんな後遺症が出るかもわからない。そんな当事者に「良かったねえ」は無いでしょう。普段送れていた生活がまるきり変わってしまったことは他人にはわからないし、思いも及ばない事なのでしょう。そういう時は「ましだった・・」位が適当でしょう。当事者の傷はまだ癒えていないのですからね。帰りにマキノの白谷温泉でリハビリ湯に入り、いつものコースで居眠りすることも無く帰宅した。留守本部ありがとうございました。
ヒヤリハット:何もなし 
  

  

  
 
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