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《例会》熊野古道・滝尻王子~熊野本宮大社
2日間で約40km 暑かった~
 山行日
参加者
2017年5月18日(木)~21日(日 ) 晴れ
7名
 コースタイム 5月18日(木)
JR二条駅(20:00)→(第二京阪~近畿道~阪和道~紀伊道)→上富田IC→熊野古道館駐車場(23:30)
5月19日(金)
起床(4:30)熊野古道館駐車場(5:45)→滝尻王子(5:52)→胎内くぐり(6:06)→飯盛山(7:02)→高原熊野神社(7:51)→高原霧の里休憩所(8:00~8:11)→大門王子(8:55)→十丈峠(9:50)→十丈王子(9:36)→上多和茶屋跡(10:27)→大坂本王子(11:19)→道の駅・熊野古道中辺路.(11:40~12:10)→牛馬童子(12:36)→近露王子(12:59)→比曾原王子(13:59)→継桜王子(14:17)→とがの木茶屋(14:29)→秀衡桜(14:17)→中川王子(15:01.)→小広王子口バス停(15:45)→民宿のなか山荘(16:00)
5月20日(土)
起床(5:00)民宿のなか山荘(6:30)→前日の到達点(6:40)→小広王子(6:46)→熊瀬川王子(7:03)→草鞋峠(7:24)→林道・迂回路(7:47)→迂回路入口(7:54)→岩神峠(8:33)→蛇形地蔵(9:33)→湯川王子(9:39)→三越峠(10:08~10:35)→船玉神社(11:29)→猪鼻王子(11:47)→発心門王(12:07)→水呑王子(13:09)→伏拝王子(14:02)→三軒茶屋跡(14:28)→祓殿王子(15:14)→熊野本宮大社(15:17)→川湯温泉・大村屋かじか荘(16:30)
5月21日(日)
川湯温泉・大村屋かじか荘(8:20)→(竜神バス)→熊野古道館駐車場(9:41)→道の駅・熊野古道中辺路(10:20)→熊野速玉大社(11:32)→蕎麦屋(昼食)→熊野那智大社(14:10)→(那智勝浦道~熊野尾鷲道~紀勢道)→勢和多気JCT→(伊勢道~新名神~名神)→京都東IC→JR二条駅(解散)
 5月18日
 当初、地下鉄蹴上駅で集合の予定を「第二京阪を使うならJR二条駅で良いのでは?」との参加者からのご指摘で、集合場所を変更。JR二条駅に予定通り全員集合。
 実施2週間ほど前に、K野さんから「足が痺れて動かないので、参加を辞退したい」との連絡。良くお話を聞いてみると「脊椎狭窄症の診断。腰痛もあり、楽しみにしているのに残念。」との事、早く回復される様。元気になられたら、再び計画します。K野さんの替りに、O田さんが参加することになる。
  熊野古道館へは、約4時間京都高速十条ICから第二京阪~近畿道~阪和道~紀伊道で上富田ICへ、途中岸和田ASでトイレ休憩、上富田ICで降り、コンビニで夜食を購入、311号線を通り熊野古道館には予定より30分程早く到着。早々に、テントを張り車とテントで分れて休む。夜中、トイレで目が覚めて空を見上げると「満天の星空」久しぶりに見る綺麗な星空が広がっていた。
5月19日
 5時起床の予定が、4時30分に目が覚める。皆も起きだす。各自朝食を済ませ、テントを撤収し朝の御勤めも済ませ、予定の6時より少し早く出発をする。
 滝尻王子のお宮さんにお参りをし“いざ”出発。冨田川沿いにお宮さんの横を進むと直ぐに登りが始まる。此処から飯盛山まで高低差約300mの急登が続く。初めに“胎内くぐり”“乳岩”が出てくるが、皆さんは“胎内くぐり”を通過。私は回り道を、その少し上に「不寝王子」がある。飯盛山の展望台では、朝の澄み切った気持ちの良い空気に浸されながら景色を楽しんだ。展望台からこの先の林道の合流点までは下り。合流点からまた登りが始まりテレビ塔まで続く。テレビ塔を過ぎる民家が見えてくる「高原熊野神社」はあと少し。神社の周辺にはケヤキなどの巨木の“御神木”が神社の周りを囲んでいる。数年前に来た時より、神社は化粧直しされていて綺麗になっていた。此処でもお参りをさせていただく。大きな休憩所の“高原霧の里”へは神社から数分で到着。駐車場からの展望は天気も良く最高でした。この休憩所で小休止し、村の中の滑りそうな舗装道を登る。途中には日帰り温泉の看板や、雰囲気のよさそうな喫茶店(茶店かな?)が出てくるが、ひたすら登る。村はずれでこの急登は終わり、庚申さんのお堂もある。此処から“大門王子”の手前までは比較的なだらかな登りが続く。この辺りは杉の植林でゆったりと歩くことができる。大門王子から十丈王子まで数度のアップダウンを繰り返す。十丈王子で小休止。綺麗なトイレや東屋が整備されている。此処から先も設置されている施設の管理が十分されており、訪れる人は気持ちの良い“古道歩き”ができる。
 悪四郎山の左を巻く。この山の名前を聞くと、山賊がいたのかと思うが、言われ書きを見ると“力の強い人の事”。悪四郎屋敷跡を過ぎ、つづれ折れの急な登り坂の先に“上多和茶屋跡”がある。この先“道の駅・熊野古道中辺路”まで下りが続く。国道311号新逢坂トンネル上を過ぎ、切通の峠を過ぎると“大坂本王子”後少しで道の駅。道の駅で昼食にする。道の駅は平日ということもあって、比較的人は少なかったが、私たちと同じような“歩き”の外国の人が多く休んでいた。この中に「のなか山荘」で同宿するカップルもいた。
 休憩中、店先に“珍しい物や欲しい物”があるので、21日の帰りに寄ることとする。それでも、「こんにゃくいなりや草餅、めはり寿司とサンマイ寿司のお弁当、現地限定のジュース(名前を忘れた。)」などをみんなで楽しむ。
 少し長い時間の昼食タイム後、牛馬童子に向かう。童子の在る所は、箸折峠から少し入った高台にあった。再び箸折峠に戻り近露王子へ向かう。峠からの急な下りを下りきると日置川に架かる橋を渡り切った所が“近露王子”大きな石碑が立っていた。この隣に箸折茶屋では、2014年にお世話になった“喫茶店のおばさん”と再会。営業前にもかかわらず、早めに温泉に入れるよう交渉をしていただいた事のお礼を改めてする。
 この辺りで昼過ぎ、日差しも強くなってきた。此処から先小広峠までは舗装された道が多く、照り返しで今まで以上に暑さがきつく成りそう。
 近露の町の中を進み、野長瀬一族の墓はパスをし、近野小学校・中学校の横を通る。小学校のグラウンドは天然芝で、子供たちは裸足で気持ちよく走っている姿に“うらやまし~”とため息が出る。中学校を過ぎると三差路に出る。右に進むと再び三差路。これは左にとり、すぐ右に山道に入るが、少し進むと舗装道にでる。暑い暑い、の連発で比曾原王子・継桜王子と進む。この辺りになると、みんなの元気も無くなってくる。継桜王子の処に「とがの木茶屋」があり、観光ボランティアの方がおられ“お茶”の接待をしていただいた。この茶屋、今は無人となっていますが、数年前までは営業をされていたそうです。現在は、田辺市が借り受けボランティアの方々が、古道を歩く人たちに休憩所として提供されているそうです。又継桜王子の社殿が3年をかけて補修され、日光東照宮の修理に関わった同じ人の手で修復されたそうだ。
 此処から、小広峠まで後1時間ほど。秀衡桜、清明の腰掛石を過ぎ、なんともユーモラスな木のオブジェの前で一休み。峠まで後1つの“中川王子”通り過ぎると、ひたすら峠を目指す。
 峠手前で道は、国道311号へ下る交差点がある。本日の予定は此処まで、「のなか山荘」に電話を入れるが、電波状態が悪いため国道のバス停まで下りてやっと電話が通じた。「のなか山荘」から迎えの車で山荘へ。早速、部屋に案内していただき、お風呂に直行。今日は私たち以外に6名の外国の方たちの宿泊。
17時過ぎに、カップルの男女6名の方たちが到着。
 風呂上がりに早々に、A木さんと乾杯のビール。ホッと一息。女性陣はお風呂と洗濯を済ませると、部屋で典さん指導(?)で、ヨガで体のケヤー。
 夕食は6時から、それなりの品数の食事を楽しみ、明日の予定を確認し早々に部屋に戻り就寝。(暑かった~)
 
 5月20日
 前日に宿と打ち合わせをして、小広峠付近まで車で送ってもらう様頼んでおいた。峠7時出発の予定。なので、朝食は、6時。外国のパーティーも6時食事で、継桜王子まで宿の車で移動。私たちは、その後に出発。朝食もそこそこ、今日の昼食のお弁当を各自ザックに入れて、車に乗込み7時前に峠に到着。朝は空気も清々しく気持ちが良い。前日に続き“快晴”昼からは“昨日と同じ暑くなりそう。”
 峠の小広王子の少し先に、右に入る看板が立っている。」舗装道をショートカットし、再び合流した所に「トイレの建物」。熊瀬川王子の案内標識に導かれて、山道に入る。川を渡った所で、分岐が出てくるが、右は熊瀬川王子を通らずに仲人茶屋跡へ、左は熊瀬川王子を通るので左の急登を登る。登り切った所が「熊瀬川王子」その少し先で、右側の道と合流。更に登りは続く。草鞋峠からは仲人茶屋跡の林道の合流点までは下りとなる。この峠別名「蛭降峠」と言われ、山ビルの多い所で、多くの旅人を悩ませたそうです。林道に出ると此の林道を暫く下る迂回道へ。「岩神王子」への道は、数年前の大雨の影響で山全体がズッタそうで、今も通れない。(地元の人は通って入との話)安全を喫しう回路を通る。此のう回路「岩神峠」までの登りが」、今日のコースで一番シンドイ所。峠を越え「蛇形地蔵」を過ぎると“湯川王子”三越峠への登りを一気に登り、峠の東屋で食事を取る。宿で作ってもらった「めはりすし」を頬張る。此処からあとは本宮まで、殆ど下りとなる。「熊野古道・入口」と書いてある、門を潜り赤木越起点の標識の在る広場を過ぎると「船玉神社」途中廃村になった「道の川」の集落跡を通る。今でも祭礼の時には旧村民や子孫が集まるそうです。
 少し先に“猪鼻王子”此処を過ぎてバスの始発駅の在る“発心門王子”に到着。此処から地獄の車道歩きが始まる。照り返しのキツイ道を水呑王子・伏拝王子へ。前回着た時に「かき氷食べ行き~」と声を掛けていた店が有るので「かき氷」と期待をしながら進むが、店は在ったが“閉店”していた。残念。仕方が無いので、伏拝王子の茶店で梅ジュースやコールコーヒー等其々喉を潤す。私は、ホットコーヒーでホットする。此の王子から本宮大社が見える。昔の人達は、此処を行きかうときに拝んだそうで。そこからこの王子の名前が付いたのかな。
 今日は、他の団体さんが一杯。ほら貝を吹いて歩くガイドが居たり、古道の説明をするガイドが居たり賑やか。三軒茶屋跡(九鬼ヶ口・小辺路との合流点)を過ぎ、歩き辛い林道を進むと、住宅地に出る。最後の王子“祓殿王子”は、本宮大社の直前にある。本宮大社へは、裏側から回り込むように進むと、本殿横に出る。
 本殿にお参りを済ませ、S谷さんが宿に連絡を入れ、本宮前で暫く待つ。待っている間に、カキ氷ではなくソフトクリームを頬張る。20分ほど待つとお迎えの車が到着。今日の宿の「かじか荘大村屋」へ。荷物を部屋に、早々に内風呂へ。此の宿、30年ほど前に2度ほど泊ったことの在る宿。リニューアルされていて、快適な部屋になっていた。夕食後、女性の大部屋でワイワイと話が途切れず、外湯の露店風呂に入るのを忘れてしまう。
 
5月21日
 朝風呂を楽しむ人も有ったり、朝食を済ませ、宿の前のバス停から“滝尻王子”へ戻る。2日間歩いた道、40kmを1時間余りで熊野古道館の駐車場まで戻る。
 本日の予定は「観光」。道の駅・熊野古道中辺路は戻り、其々の買い物を済ませ、熊野速玉大社へ。お参りを済ませると丁度お昼。スマホで「お蕎麦屋」を探し、ちょっと辺鄙な所に在るお店へ。このお店、地元では有名なお店の様で、ギリギリ売り切れ前に入店。30分ほどの待ち時間で無事美味しく頂く。“が”駐車場へ入れる時に、ガードレールに“いけず”された。
 昼食後、熊野那智大社へ。大滝の近くの公園駐車場に車を止め、那智の大滝から青岸渡寺、那智大社とお参りを済ませる。
 此処から京都へ戻ることになるが、往路で高速道路のリフレッシュ工事が行われているので、和歌山~大阪廻りを避けて、那智勝浦道~熊野尾鷲道~紀勢道・勢和多気JCTから伊勢道~新名神~名神で京都東ICで無事京都に戻る。JR二条駅までの道々、下りる人も有り、流れ解散となる。
ヒヤリハット:なし 
  





 
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