今日は、数日前に雪がたくさん降ったこともあり、急遽雲取山へ行こうということになり、A木さんに留守本部をお願いして二人で出かけることにした。出発時から雪が降っていたが、何度も登っているルートなので地図さえいらないくらいよくわかっている。もちろん地図もコンパスもちゃんと用意して家を出るがほとんど出すことはなかった。
寺山峠からは尾根ルートを行く。昨日登ったのだろうトレースがある。いくつかのピークを越えて急な下りをこなすと産業大学の小屋上に出る。ここから地蔵山手前までトレースをたどるが、ここでトレースはまっすぐ地蔵杉山に登って行っている。ここは間違えやすいところで、正しい道は斜面を右へトラバースして右の尾根に乗らなければならない。先行者はここで間違ったようだ。その尾根からはトレースはまったくなく、ここでワカンを付け我々が新しくトレースを刻んで行く。ハタカリ峠の手前もつい真っ直ぐ行ってしまうところなのだが、ここは左に少し下るとハタカリ峠と書いた札がかかっている。さらに寺山峠までは気持ちいい尾根が続く。
寺山峠から夏道を行かず、花脊山の家がつけた「北雲取山」の方面へ登り、ここから雲取山へ右方面に下っていく。地図上の夏道(もちろん雪で見えないが)と合流し、雲取山への斜面を登るとやがて頂上に着く。ここまで全くトレースはなくワカンで楽しい登山ができた。天気予報は夜には雪が降るとのことだが、頂上直下から晴れてきた。頂上では快晴に近く、夜から本当に雪が降るのかと思うくらいだった。頂上で低カーボ麺で昼食をとり、ゆっくりして下山にかかる。やはり山は天気が良いのがいい。
山は雲取峠まで戻り、一ノ谷を下る。ワカンでも潜るがそれも楽しい。途中、間違った人たちが下りてきたトレースが合流していた。寺山峠から花脊高原前に下り、わが家へ戻る。思わぬ天気に恵まれ、いい山行ができた。 |